子供の口臭の原因と口呼吸の関係【子供の歯ケア筆記】

子供の歯ケア筆記 - 子供の歯を健康に育てるために必要な知識
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【子供の口臭】

子供の口が臭い時には

子供の口臭の原因は口呼吸であると言われています。もちろん、大人と同じく口内を不衛生にしていることで悪臭を放つ場合もあります。解決をするためには親御さんが一緒になって症状や原因について考え、アドバイスをしてあげることが大切です。

どうして口は臭くなる?

口臭の原因の8割は口内のトラブルと言われています。例えば、正しく歯磨きを行えていないと口内が清潔に保たれず、細菌が増殖します。細菌は「揮発性ガス」を産生し、それが原因でお口に悪臭が漂うというわけです。その他にも以下のようなものが原因となりえます。

  • 少ないだ液量
  • 虫歯や歯周病
  • 自臭症
  • 体の病気

口臭対策は主にだ液量に注意し、正しい歯磨きをしっかり行うことで解消されることが多いです。しかし虫歯や歯周病の場合には歯科での治療が必要となります。

子供に多い口呼吸

前述したように、口臭の原因の多くは口内トラブルと言えます。しかし子供の場合には、口呼吸が関係している場合も多いです。それではなぜ、口呼吸をするのがいけないのでしょうか?

口呼吸と口臭の関係

もしもお子さんが普段からお口を開きっぱなしにしていたとしたら口呼吸である可能性が高いと言えます。本来呼吸は鼻で行うのが望ましく、口でばかり行っていると口内が乾燥してしまいます。そのためだ液量が減り、口臭に繋がってしまいます。

この場合、親から鼻で呼吸をすることを教えてあげることで改善できる場合が多いです。口を閉じた状態で深呼吸を一緒にしてみるなど、体に鼻呼吸を覚えさせてあげてください。しかし、慢性的な鼻炎などをお子さんが持っている場合には、まずは耳鼻科に行くことをおすすめします。

その他の原因についても考えましょう

口呼吸以外にも子供の口臭の原因はさまざまなものがあります。便秘やおたふく風邪、呼吸器系・耳鼻科系の病気、蓄膿症や副鼻腔炎などが影響を与えている場合もあるので、口呼吸で治らない場合には一度病院へ行くことを検討すると良いでしょう。

「口臭いよ!」は禁句です

いくらお子さんの口臭がきついからと言っても、それをまだ小さいお子さんに直接告げるとショックを受けてしまうでしょう。トラウマになってしまうというケースもあるようです。もちろんそのまま放置をしておくのは禁物ですので、まずは一度当院までお連れいただき、症状と原因についてしっかり確認を行いましょう。

その後、ご自宅での口内ケアなどについて一緒になって取り組むことで、徐々に症状は改善していくはずです。ゆっくりと親子で一緒に解決をしていってください。

お子さんの口臭は親御さんであれば当然気になるもの。しかし、しっかり原因や解決法を調べれば、不安になることはありません。

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